有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)について
有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)とは?
腸内菌の研究の進歩により健康(特に、栄養の吸収不全、肝臓疾患、老化等)と腸内細菌とは密接な関係があることが証明されています。
特に乳酸菌は有用微生物として、腸内の腐敗菌の抑制等、人々の健康維持に重要な役割を果たすことが知られています。
有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)の特徴
ビフィズス菌や通常の乳酸菌は、乾燥や熱、酸に弱く、
生きたままで食物に利用することは大変難しいとされますが、有胞子性の「ラクリス菌」は、乾燥や熱、酸にも強く、
さらに腸内で発芽し、活発に増殖する特長を持っています。
★有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)の特徴
(1)耐熱性に優れている
(2)耐酸性、耐糖性、耐塩性に優れている
(3)腸管内での増殖・定着性に優れている
(4)高い乳酸生成力を有する
(5)保存性に優れている
(6)製剤中の菌数が豊富(50億個/g以上)で、分散性に優れている
菌 名 | 有胞子乳酸菌 | ビフィズス菌 |
---|---|---|
発酵型 | ホモ | ヘテロ (乳酸以外に酢酸生成) |
酸素要求 | 通性嫌気性 | 偏性嫌気性 |
胞子形成能 | 有 | 無 |
効力 1)腸内到達率と増殖率 2)腸内菌叢における 位置付けと定着性 |
高い 一過性(約一週間) |
低い 主要常在菌 (但し外来菌は定着性なし) |
食品へ添加したときの安定性 | 安定性大 | 酸素、温度、酸(pH4.2以下で 死滅)に弱い |
抗アレルギー(アトピー)作用など有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)の機能性
腸内環境を整えることはアレルギー・アトピー(皮膚病)にも効果が期待できます。
★有胞子性乳酸菌(ラクリス菌)の機能性
整腸作用
免疫賦活
抗アレルギー(アトピー)作用
抗腫瘍性
血清コレステロール低下作用
血圧低下作用